12月12日(日)千葉県旭市のFFエンターテイメントアリーナで行なわれた、ファイターズファクトリー主催の新イベント『プロレス・チャレンジ.1』。SSS・Hプロ・新日体プロの3団体が参戦した。週プロ誌で大会告知されていたものの客入りは厳しいものだった。だがSSS勢はいつもの通りの激しい熱戦を披露した。
第2試合、Sの大型新人・増田裕がデビュー戦に挑んだ(相手はHプロ・塙純一)。増田は柔道着で登場、182cm・120kgという恵まれた体格の持ち主で柔道有段者である。ダイナミックな投げで塙を攻め込んだが、キャリア豊富な塙が最後はフロントネックロックで貫禄勝ち。増田は初陣を飾れなかったが場数を踏めば大化けする可能性が高い。次戦に期待したい。
メインイベントは「SSS正規軍vsCCXX」によるイリミネーション戦。まずは増田と同じく期待の新人、AZA・ササメとは何者か説明しておこう。その名が示す通りササメに鍛えあげられた逸材でササメ2世の名を襲名したAZAが果敢にCCXXに向かって行ったが荒川のWA4を食らい退場。次にCCXX新メンバー・龍神はなかなかの実力者でササメと関節技で渡り合った。しかしサブミッションファイターが意地をみせ腕十字でタップアウト、龍神が退場。次期『RISING.7』でタイトル戦を行なう新SSSシングル王者・板倉とササメは激しくやり合った末、両者リングアウトで退場。失格となったが収まりのつかない両者は場外で乱闘を繰り広げていた。来年のタイトル戦が待ち遠しい。再起戦となったスーパーフライングマスターZIPANGUは飛びまくりで復活をアピール、最後は必殺のムーンサルトプレスで荒川を圧殺した。一人残りで正規軍が勝利を収めた(23分24秒)。今年最後の試合を締め括ったPRO-WRESTLING SSSの面々。来年はどんな闘いやドラマが待ち受けているのだろうか!?


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