メビウスとタイアップを結んだ直後の試合。それが1998年3月22日、EAGLE小山大会。新プロジェクト『SSSフューチャリングメビウス』としての初陣となる提供カードは、ジパング&金子vs板倉&ストーキングマシンによるSSS認定タッグ王座決定戦(※現在はリアルワールドタッグ選手権に改称)。ちなみに初代&第2代王者は、第1次Sの年末恒例グレートタッグトーナメントGTTを91年・92年と連覇した大石&松江。新生Sになってからの王者は、第3代が僕と岡澤君、第4代が僕とI氏だった。しかしその度にパートナーが海外へ旅立ってしまい、大石&松江と同じく結局1回も防衛できずに返上。初代〜第4代まではタイトルとして機能しなかった。今度こそはとタッグ王座の復活へ踏み切ったのです。
試合はアグレッシブな板倉と、何をやってもなぜかコミカルに映ってしまうストーキングの異色の組み合わせが観客に受けた。僕と金子も頻繁に組んでいた為、コンビネーションは良かった。ダブルフェースクラッシャーなどをばっちり決めた。最後は僕がムーンサルトからのジパングスープレックスでストーキングをフォール。復活したタッグ王座の第5代王者に就いた。
試合後にはメビウスのTシャツを全員で着込み、リング上を占拠。メビウスとの合体をアピールした。当時折原さんは週刊ゴングのインタビュー内で「アマチュアメビウスが出来た」と語ってくれていて、うちらとの提携に積極的だった。新生Sの快進撃は始まった!


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