2003.11.2.ゴールドジム行徳。『Hプロダクション』の旗揚げ戦に参戦した。我々はSSS正規軍vsクレイジーコネクションXXによるイリミネーション戦を行なった。対戦カードはZIPANGU&岡澤&ササメvs板倉&HD&邪神。ヒール軍CCXXを結成した板倉はフリーの立場ではなくSSS再入団を決めた。これは腰を据えてZIPANGU超えを目指すんだなと受け取った。ならば真っ向から受けて立たなければならない。
試合はまず僕がシャイニングウィザードからのムーンサルトでHDをフォールして1本先取した。続いて板倉にボディプレスを放とうとトップロープに登ったところを立ち上がった板倉に叩き落とされエプロンへ。そこへラリアットを食らい場外転落、僕は失格となった。してやられた!その後エプロン際を徘徊する邪神に不用意に近づいた岡澤君が邪神と場外心中、両者リングアウトで失格に。邪神は無気力だが策士だ。最後は板倉とササメの一騎打ちとなる。最後はダイビングギロチンからの狂牛スラムで板倉が完勝!CCXXに軍配が上がった。これでSは本格的に軍団抗争に突入することになった。
この日のメインではHプロの代表・塙さんを破った冴スナイパーカスタムがエースに就任した。試合後、その冴選手から突如挑戦表明を受けた。僕も冴さんという選手の噂は聞いていたし、関係者の間ではZIPANGUvs冴は待望視されていたドリームカードであったらしい。リング上はZIPANGU、冴、板倉と三角関係の図式が出来上がった。板倉の挑戦は逃げるつもりはない。だがこの日の冴選手の闘いぶりを見て強い興味を抱いたのも事実。冴スナイパーカスタムという新たなるライバル出現に久々に胸が踊った。僕はいろんな人間によく対戦表明されるが中には話だけで終わり実現しないこともある。でも彼とはぜひ闘ってみたい、そう思った。試合スタイルや世界観などとにかく冴選手とならば2人にしかできない闘い、芸術が創り出せる気がした。そこには「確信」みたいなものがあった。ZIPANGUvs冴、それは4ヵ月後に本当に実現する...。


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