PRO-WRESTLING SSS自主興行『RISING.5 〜SSS認定リアルワールドタッグ王座決定トーナメント〜』(2004.7.4.茨城県立中小企業福祉センター)は観衆138人を動員。いろんなことが続出した大会だった。SSS・CCXX・Hプロ・フリーによる4軍対抗としてタッグ王座決定トーナメントを開催した。ホスト団体として必勝を期し、岡澤&ZIPANGUの『OZ砲』で出陣した。一回戦の相手は板倉&邪神のCCXX軍、近年行なったタッグ戦の中では僕自身としてはクオリティが高かったベストマッチと言っていい。CCXXボスとしてシングル王座を狙っていた板倉と、飄々としていて無気力が売りだがベテランとしての地力は持っている邪神は曲者だ。そんな試合中、板倉に飛び付きトルネードDDT(ジパングDDT)を放ったところ飛び付く際のタイミングがズレてグリップが不安定となった。長年の経験を活かしうまく持っていったが勢いがつき過ぎ頭部を強打した。これで一時的に記憶がぶっ飛んだ。それでも試合中はフェニックスライジング(スカイツイスター)を放ったり、OZ砲オリジナル技・大煙突(ブレーンバスターと投げっぱなしジ
ャーマン)で攻勢。最後は岡澤選手
がラリアットで邪神にフォール勝ち(12分43秒→体固め)。一回戦を突破した。試合後には板倉とマイクで舌戦を展開した。だが異変に気が付いたのは控え室に入ってから。安心した途端、今まで何をしていたのはわからなくなり錯乱した。周りに試合内容を聞いたり、休憩中にビデオを見て記憶を頭に入れ直した。今だから明かすがホントに記憶が全部戻ったのは帰宅中の車の中(苦笑)。経験とレスラーの本能と断片的な記憶を頼りにメインの決勝戦へ向かった。→つづく


戻る
TOP