『RISING.6』(2004.9.11.常陸多賀よかっぺまつり特設リング)のメインイベント、SSS認定リアルワールドシングル選手権試合・<王者>ZIPANGUvs<挑戦者>板倉聡彦を行なった。2001年9月『廻天』以来の3年振りの対戦となる。僕と板倉聡彦のライバルストーリーは10年を越える宿命の関係。初対戦の1994年12月から10年目、8度目の一騎打ちを行なった。ちなみに対戦成績は僕の7戦6勝0敗1分。しかもタッグ戦でも直接フォール負けを許したことはなかったし何度かフォール勝ちもしていた。シングルやタッグを含め、僕は常に彼の壁であり続けた。しかし敵ながら板倉のことは認めていた。SSSに再入団しCCXXのボスに君臨、常に体制に対抗しようとする反骨心は僕を熱くさせた。それは超えられまいとする意地なのかもかもしれない。
試合内容は僕が目指す「最強ではなく最高の闘い」そのもの。華麗に激しい魂のプロレス、それがSSSイズム。水平チョップ、キック、エルボーの応酬。終盤、フィニッシュムーブのムーンサルトプレス2連発を自信を持って投下したがカウント2で返えされた。その後の打撃戦を制した板倉が延髄ニードロップからのダイビングギロチンドロップで3カウントを喫した。板倉が第5代シングル王者に就いた。今回は彼の執念に負けた。試合後には軍団抗争はひとまず置いておいて新チャンプ・板倉に握手を求めた。すると彼は握手を握り返し、抱きついてきた。泣いていたようだ。僕は板倉聡彦を好敵手として弟分と認めているし感慨深かった。しかしながらこの一回の負けだけで超えられたとは思っていない。まだSSSのメインイベンターの座を譲る気はない。次はエースとチャンプとしてやり合いたい!


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